会話が成り立たなくなったなら

認知症になると物の名前が出なくなったりアレ、これと代名詞が増えたり、言葉と意味を結び付けることができず関連する他の物の単語だけ並べることがあります。また、自分から言葉を発したり相手の言葉を理解して会話を組み立てる事が難しくなりコミュニケーションを取ることが難しくなります。
会話は不自由になっても認知症の人は何も分からなくなったわけではありません。
ただ、家族としてはこのような会派にイライラしたり強い口調になったりします。しかし、イライラして強い口調で質問してもかえって反発が帰ってくるだけ。認知症の人の会話は余裕を持ってゆっくり話を聞く姿勢が大事でしょう。あせらなくても大丈夫。ゆっくり聞いていますよというイメージで接すると少しずつ断片的な言葉が出るようになります。
こんなことを言いたいのかなとモノを持ってきてみせたりジェスチャーしてみたりヒントになるようなものを使いながら言葉を掛ければ返事しやすくなり会話を促すきっかけとなるでしょう。また、手を握ったり笑みを変えしたりすると安心してコミュニケーションに発展が生まれます。やさしい声で話しかけると認知症の人にもその思いが通じて穏やかな反応を見せるでしょう。
        クリス ジョウ

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